上達への近道は「正しい道具選び」──コーチが伝えたいスティック選びの基本

スティックの長さやカーブについて

みなさん、こんにちは。 コーチの外崎慶です。
今回はスティックについて少し書いていきたいと思います。 

上達への近道は「正しい道具選び」──コーチが伝えたいスティック選びの基本

スティック選びが上達を左右する理由

まずは種類について。現在多くのメーカーでは4種類展開されていると思います。 

ユース、ジュニア、インター、シニア。 

目安として、 

ユース〜小学生低学年以下 
ジュニア〜小学生高学年以下 
インター〜中学生以下、小柄な女子選手 
シニア〜高校生以上 

体格にもよりますので、あくまで目安として考えてください。
体格により多少の前後はあります。
また、シニアのスティックはフレックス(シャフトの硬さ)が色々展開されています。 

シニアスティックを短くして使うのはおすすめしない理由

よくシニアのスティックを短く切って使ってる子供達を見かけますが、絶対におすすめしません。
シニアのスティックはシャフトが太く、ブレードも大きいです。
またフレックスも硬いので、パックを扱う正しい技術が身につきません。 

スティックの長さについて

「スケートを履いて、顎くらいの長さが基準」 と一般的に言われていると思います。 
短いスティックと長いスティック、両方メリット、デメリットがあります。 

<短いスティックのメリット >
・パックが体から近い位置にあるので、ハンドリングがしやすく、クイックにシュートを打ちやすい。 
・自然とスタンスが低くなる 

<短いスティックのデメリット> 
・パックを扱える範囲が少し限られ、遠くのパックが届きにくい。 
・フレックスを使うシュートで、フレックスを十分に使いづらい。 

<長いスティックのメリット >
・パックを扱える範囲が広がり、遠くのパックにも届きやすい。 
・フレックスを十分に使いシュートを打つ事ができる。 

<長いスティックのデメリット >
・近くのパックを扱いにくい。 
・シュートの際、少しリリースが遅れる。 
・構えのスタンスが高くなりがちになる。 

上達への近道は「正しい道具選び」──コーチが伝えたいスティック選びの基本

成長期の選手こそ「適正な長さ」を大切に

成長期の選手は身長の伸びが大きく、短くなるのを嫌がり長いスティックを使う選手も少なくないですが、私は適正な基準の長さのスティックを使う事を強くおすすめします。
身長が伸び、スティックが短くなった際は、木製のグリップエンドを入れて調整するのが良いと考えます。

グリップエンドを入れる事により、フレックスが以前より少しだけ硬くなりますが、適正な長さのスティックを使い、技術の習得の妨げになるよりずっとましです。
そもそもフレックスでシュートを打てる選手だと、スティックの消耗も激しく、短くなる頃にはスティックの損傷が大きく買い換える時期になってる事が多いと感じます。 

スティックの長さについては、特に中学生までは、スタンダードの長さのスティックを使い、
ある程度正しい技術を習得し、ポジションや自分のプレースタイルに合わせて変えていくのが良いでしょう。 

カーブについて

最後にカーブについて。 
こちらもメーカーから数種類のパターンが展開されています。 

・ナチュラルカーブ〜カーブが緩やか 
・ミドルカーブ〜ブレードの真ん中からカーブしている。 
・ヒールカーブ〜ブレードの根本からカーブしている 
・トウカーブ〜ブレードの先端が大きくカーブしている。 

中学生まではナチュラルカーブがおすすめな理由

ヒール、トウとそれぞれのメリットとデメリットがありますが、特に中学生以下の選手はナチュラルカーブ(もしくはミドルカーブ)を使う事を強くおすすめします。 

理由はフレックスや長さと同じ、正しい技術の習得にあります。 

カーブが大きすぎるとどうなる?

カーブやフェイスの角度が大きいと、パックに回転をかけやすかったり、高いシュートを打ちやすいですが、その反面にハンドリング、パスレシーブ、バックハンドでパックを扱う事が難しくなります。
正しい技術を習得する前に、カーブの大きいスティックを使うと、正しい技術が身につきません。 

ですので、カーブに関してもしっかりとある程度正しい技術を習得した後に、技術を補うためや自分のプレースタイルに合わせて、使用してみる事をおすすめします。 

正しい技術は、正しい道具から生まれる

いかがですか? 
特に特別な情報ではありませんが、お子様達のスティックが適切なものなのか、いま一度確認する機会なれば幸いです。 

正しい技術の習得には、適切な道具を適切な状態で使用する事が不可欠です。 
正しい技術の取得=競技の上達を意味します。
一生懸命練習してるのに、なかなか上達しないのは勿体無いですよね。 

技術の取得に近道はありません。
技術の習得には時間がかかるものです。地道に正しく取り組む事だけが、正しい技術の習得への道です。 

Coach
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